本学では、現在、中国、ベトナム、ネパール、ミャンマーなどから来た約250名の留学生が学んでいます。また、交換派遣留学(提携校からの受入れ)もドイツのミュンヘン大学から3名、中国の聊城大学から8名来て勉学に励んでいます。この5月末には、1ヵ月ほどの期間となりますが、フィンランドからも1名の留学生が来学する予定です。
一方で、本学はアメリカ、イギリス、オーストラリア、ドイツ、フランス、スペイン、中国、韓国に提携校を持っていて、毎年留学生を派遣しています。そのほかにも、フィリピンやフィンランド、オーストリア、台湾の教育機関に短期の留学生の送り出しも実施しています。留学の機会は、多くの学生に開かれています。
もっとも、留学にはお金もかかりますし、国内でほかにやりたいこともあって、留学までは決心できないという学生も多いと思います。私もそうした学生の一人でした。しかし、これからの世の中は、仕事の上でもプライベートでも、文化を異にするいろいろな国の人々とつきあう機会が多くなることは間違いありません。まずは、本学の中で、いろいろな機会をつかまえて異文化交流をしてみたらどうでしょうか。
実は、本学のグローバル教育センターは、日本人学生、留学生、地域の方々が交流するイベントを毎月のように実施しています。直近では、5月23日(木)に料理体験があり、ちらし寿司とかしわ餅をつくって食べるパーティが開催されます。その後、生け花体験、茶道体験、七夕まつりなどが続きます。私が特におすすめするのは、12月のもちつき大会です。地域の方々から杵と臼をお借りしてついた餅をきな粉、あんこ、大根おろしなどにからめて食べる味は格別です。これらのイベントでは、さまざまな国の学生、留学を経験した日本人学生、国際交流に関心を持つ地域の方々とフランクにお話しすることができます。学内で気軽に体験できる楽しい異文化交流への参加を、おすすめします。
ちらし寿司作り体験の様子(2018年度)
もちつき大会の様子(2018年度)