ルーキー特集vol.4 カヌー部スラローム 森田 涼太選手
16.12.16
4人目はカヌー部スラロームの森田涼太選手(もりた りょうた?法学部1年?越谷東高校出身)です。
高校1年でスラローム日本代表に選出され、スプリントでもインターハイ出場と両立を成し遂げる。大学入学後も関東選手権4位、?????世界選手権出場と着実に力を付けて更なる高みへ挑戦する森田選手をご紹介します。
〇出身はどちらですか?
千葉県松戸市出身です。
〇カヌーを始めたきっかけは?
小学生の時、母から江戸川でカヌーの体験会やってるから行って来たらと言われたのがきっかけです。
体験会で風と波がすごくて、自分だけ端から端まで辿り着けたんです。その時に面白くて興奮したのがカヌーを続けるきっかけになりました。その後、中学でカヌー部がなかったので、テニス部に所属しながらカヌー協会に所属して競技者としてレースに出ていました。
〇高校時代はどうでしたか?
高校はスプリントしかないので、カヌー部でスプリントをしつつ、カヌー協会に所属してスラロームもやっていました。平日はスプリント、土日はスラロームみたいな。
漕ぎ方が違うので大変ですが、カヌーが好きなので苦ではなかったです。両立する学生はいなかったので、高1でスラロームの日本代表に選ばれた時、先輩からスラロームかスプリントかどっちかにしろと責められましたが、絶対この先輩には負けたくないと思い必死で両立しました。
顧問の先生が学生の考えを優先してくれて、先生がいたおかげで、スプリントとスラロームを両方続けられました。
そのおかげか、スプリントの方でもインターハイに出場し、結果を形にできたので良かったです。やっぱりカヌーが楽しいという思いが支えていました。
〇なぜ駿河台大学に?
スプリントは早いのが全てで、スラロームは早くても流れが下手だと駄目だし、流れが上手くてもダッシュが下手だとだめだし。早さのみのスプリントより、流れの上手さも求められるスラロームの方が面白いなと思って大学でスラロームをやろうと思いました。
駿大は高校も同じ山本先輩がいることと、藤野監督がいるからです。練習の御岳までも近く、オリンピックに出場している先輩がたくさんいるからです。高1から駿大でカヌーをやろうと決めていました。
〇自分の武器は?
楽しくカヌーをできる姿勢だと思います。カヌーを楽しめることが強くなるのに一番必要だと思っています。
また、生まれながらに手が長いので、カヌーのポールをもって漕ぐのに適していると思います。
〇辞めたいと思ったことはありますか?
辞めたいと思うときは、練習をやめてとことん遊ぶようにしています。辛いメニューで心まで折れてしまうより、遊ぼうと決めて切り替えています。
『ハイキュー!!』というバレーの漫画で、遊ぶことを大事にしているチームの話があり、これだと思いました。
その考え方があったから、小学生の何気ない体験会から辞めずにここまで続けられました。
今まさにスランプなんです。高校から大学へ進むと漕ぎ方が変わると先輩に言われるのですが、それがまだ具体的に言葉で言い表せないんですが、その原因と戦っていて見つけられないからだと思います。
でも、それを超えたら何かがあると信じているので、今はこのスランプ状態を自分なりに超えようともがいています(笑)。
〇目標とする選手はいますか?
カヌーの技術的な面では海外のジリ選手です。精神面ではイチロー選手や松井秀喜選手です。
イチロー選手はバットを振った後、絶対投げずに一回置いてから走り出す行動が、誇りを持っていて周りに与える影響力がすごいと思います。松井選手はインタビューでどんな嫌な質問でも嫌な顔をせずに対応できるところです。
〇駿大カヌー部に入部してどうですか?
御岳も近く、環境も良いと思います。卒業して日本のトップレベルで戦う先輩にも可愛がってもらっています。
藤野監督は海外(オーストラリア)に遠征させてくださるので、海外の人工コースで練習できるのはとても勉強になります。日本選手より海外選手の技術力が上なのは、日本に人工コースがない点だと思います。
海外の人工コースで毎日同じ水量で同じ時間帯に練習ができ、レースで使用されるという条件で練習できるのは理想です。日本がもっと強くなるのに必要だと思います。
〇来年の目標は?
NHK杯に絶対出場します。また、U23代表になって海外に出ることです。
今年の成績があまり良くないので、ジャパンランキングを上げることも課題です。結果を残すことに囚われると自分の良さが無くなってしまうので、カヌーを楽しむのは忘れないようにしたいです。
〇可愛がってくれる先輩は?
山本嶺先輩です。高校も一緒で、身近な相談もでき、超えたいと思う先輩でもあります。高校でも先輩の背中を見てきましたので。
〇将来の夢は?
公務員として働きながら選手として活躍していきたいです。
〇応援してくれる方へメッセージを。
感謝しかないです。海外遠征でしか得られないものもある中で、遠征も行かせていただき本当にありがたいと思います。競技は人に支えてもらってできているものだと思うので、必ず結果で恩返ししたいと思っています。
こんな自分ですが、応援よろしくお願いします。