16.12.28
最後は駅伝部の流田直希選手(ながれだなおき?現代文化学部1年?世羅高校出身)です。決して順風満帆とはいえない中学?高校時代、憧れの舞台で走るために必死で走ってきました。大学入学後も怪我に苦しみ、やっとスタートラインに立ったばかり。雪辱を果たすため、これからは更に自分に厳しくという流田選手をご紹介します。「ここに来た以上は箱根に出る。」と頼もしく語ってくれました。
○出身は?
生まれは福岡ですが、その後、広島に引っ越しました。
〇長距離を始めたきっかけは?
兄がやっていたからです。野球をやっていたので中学で迷いました。兄が駅伝大会で注目の2区を1位で自分の前を通過したのを見て、自分も同じように2区を首位で走りたいと思い陸上にかけました。
中学で主将でしたが、腰の疲労骨折に苦しみながら、中3の1500mで0.18秒足らず、全国大会を逃しました。
自分に満足できず、強豪の世羅高校で勝負したいと思い高校でも続けました。
〇高校時代はどうでしたか?
高校は規則が厳しかったです。通学も自転車で10kmを毎日通っていました。
〇高校ではどんな選手でしたか?
スピード系で使われることが多かったです。トラックでいうと800mや1500mで冬は5000mや駅伝も少し走ったり。高校1年のレースで脱水症状で倒れ、チームが2位になってしまいました。自分の中で苦手意識ができてしまい、逃げ道を作るようになってしまいました。辛い時に粘れなくなってしまったというか。
高校2?3年はその挽回を絶対しなければと思い、がむしゃらに頑張りました。
〇大学でも続けようと思ったのは?
高校入学時に、絶対大学でもやろうと思っていました。世羅高校では14分代出したら関東の大学で箱根を目指す選手がほとんどなので。
〇駿河台大学に決めたのは?
高3の4月に徳本監督に声をかけていただき、監督の話を聞いて、自分の駄目なところや目先の計画を説明してくれ、とても見てくれていると感じました。箱根の常連校やシード校より、初出場を目指す大学で頑張りたいと思いまし、高校の時に負けていた選手を見返してやりたいという気持ちもありました。
〇駿大駅伝部に入部してどうですか?
監督は最初優しくて、入ると厳しい監督が多いのですが、徳本監督は初めから全く変わりません。選手と一緒に走るので、選手のキツさもわかってもらえて良い点だと思います。実績を残してきているので、その話を聞けるのもありがたいです。選手はみんなが仲良く、上下関係ある中でも接しやすいです。辛い時にみんなで頑張ろうと声をかけ、チームでがんばるところが良いです。"自分だけ"という選手がいないので。
〇高校と大学で違うと思った点は?
距離です。高校は1人崩れても短い距離なので追い返しができるんですが、大学は予選会でもそうですが、1人が"このタイムで行かないと"というのができないと、それが命取りになって箱根に行けないという結果になります。改めて駅伝は1人ではどうしようもないんだと感じています
〇自分の武器は?
高校時代からスピードがあると言われているので、スピードを生かして長い距離に対応できればと思っています。
スピードはラスト勝負で武器になるので、最後まで耐え抜く力を着けていけば勝ち抜けると思います。。
〇課題は?
まずは故障しない体を作ることです。メンタルもまだまだ弱いので。練習はできているのに試合で発揮できないとか。それは単純にメンタルが弱いんです。どこかで逃げているというか。
絶対克服しないといけないので、常に緊張感をもって走り、駿大は練習でかなり距離を走るので、そこで妥協しないと自分に言い聞かせることをしています。
〇目標とする選手は?
明治大学の中島大就選手です、自分と同じ中学から陸上を始めて互角に戦っていましたが、高校から差を付けられてしまい、彼は全国高校駅伝で1区走りました。大学入学後も自分は故障で悩んでいるなか、彼は予選会で結果を残しているので。大学までずっと一緒に戦っているので、目標でもありライバルでもある存在です。ずっと勝ちたいと思っている選手です。
〇リフレッシュ方法は?
駅伝部の選手とカラオケに行ったりします。歌がうまい選手多いので(笑)。
〇将来の夢は何ですか?
まずは、これからの伸び次第で結果を残して実業団に入って活躍したいです。その先に、教えることが好きなので、教師という夢もあります。
〇来年の目標は?
今年結果を残せなかったので、来年は関東インカレに出場、凤凰体育には絶対出場です。
祖父母が広島からなかなか来れないので、箱根に出場してテレビで「頑張っているよ」と伝えたいです。
〇応援してくれる皆さんへお願いします。
まずは、家族に支えられてここまで来れているので、結果を残して親孝行したいです。
また、地域の方や大学の方にも支えられて駿大駅伝部があると思いますので、結果を残して少しでも喜んでいただき恩返ししたいと思っています。
第93回東京箱根間往復大学駅伝(2017年1月2日~3日)に、駅伝部4年 平賀喜裕選手が関東学生連合チームに選出されています。皆様のご声援をよろしくお願いします。