多言語多文化社会日本
現在、日本には200万人を超える外国籍の方が住んでいらっしゃいます。たとえば街角で、仕事場で、保育園や学校などで、外国にルーツをもつ方と会うことがあるでしょう。その方々も日本人と同じように生活し、日本人と同じように日本の社会を支えています。
外国にルーツを持つ人の多様な言語や文化に触れることは、実は一様とは言えない、いろいろな日本人を社会が受け入れる寛容さにつながっていくのではないでしょうか。駿河台大学の日本語の教室は、いつもさまざまな言語、価値観が飛び交い、エネルギーにあふれています。
日本で就職する留学生
留学生は日本語や専門を学んだら帰国するというイメージがありますが、近年日本で就職する留学生が増えてきました。ヒト、モノ、カネが自由に行き来するグローバル化の影響を受けて、日本企業が積極的に留学生を採用しているからです。駿河台大学の留学生も日本での就職を目指し、日々頑張っています。「先生、就職決まった!」という声はとてもうれしいですね。
「自分を表現する」ための言葉
Nortonという人は「外国語を話す」ということは、『自分は誰か』というアイデンティティと切り離して考えることはできない、と言っています。
駿河台大学の日本語科目では、「どういう自分になりたいのか」を考え、その上で「自分を表現する」ための日本語を学んでほしいと思っています。そして、一人一人の個性を生かし、大学で、日本の社会で活躍してほしい、そのための「生きた日本語」をぜひ、学んでください。