森林文化
文系の大学に「森林文化」の授業があるワケ
大学が位置する飯能市は、平成17年(2005年)「森林文化都市宣言」をしました。ここでは、森林資源を活用し、新たな森林文化の創造により、心豊かな人づくりと、活力のあるまちづくりを推進することを謳っています。
これに伴い、本学の教育目標である「地域社会の中核を担う人材の育成」の実現に向けた総合的な取り組みがスタートしました。そして、2007(平成19)年文部科学省の募集した現代GP(Good Plan)に、「駿大の森」百年協定に基づく飯能活性化 ~「森林文化都市」構築支援プロジェクト~が選定されました。駿大?地域フォーラム(本学教員と地域の有志が集ってつくられた任意団体。~2017年3月)が中心となり、盛り上げていきました。
森林文化の活動
飯能市から100年間にわたって無償で貸与された「駿大の森」における森林育成や保全活動、及び本学キャンパスの約50%を占める「駿大の里山」における里山づくりを、学生だけでなく、駿大?地域フォーラムの力を借りつつ、飯能市?市民?企業との産官学連携、さらには地域の小学校や中学校などとの連携を図りつつ実践してきました。
授業科目「森林文化」では「生きる力」が身につきます。森林の維持管理、異世代の人々との交流など、座学では得られない生きた知識から得られる問題発見力、解決力、コミュニケーション力などは、ひいては学生たちの自己肯定感をも高めていきます。
2022年度からは、新たに駿大の里山道の整備がスタート。現代的な環境問題を解決する取り組みとして、森林資源の有効活用に向けた活動を進化させています。