まちを元気に、まちで元気にプロジェクト
「まちプロ」とは
「まちを元気に、まちで元気にプロジェクト」(略称:「まちプロ」)は学生が大学の教室を飛び出して、「まち」を教室に、「まちの人々」を教師にして、「社会」や「社会で生きていく術(すべ)」を学ぶこと、学生の若いアイデアが「まち」に新たな力を吹き込み「まちを元気にする」ことを目的にしています。
2004年に始まった、平成16年度文部科学省「現代的教育ニーズ支援プログラム」(現代GP)に採択された、地域貢献を通じた教育活動「学生参加による<入間>活性化プロジェクト」(通称「いるプロ」)を基に、今では飯能市や入間市、日高市などで活動しています。
このプロジェクトを構成しているのが、「まちづくり実践」と「課題解決プロジェクト/インターンシップII(プロジェクト型)」という授業科目です。活動に参加して体験学習をすることを通じて、社会性と現実的な職業観を身につけて、同時に、この活動が地域の活性化に貢献することも目指しています。
まちづくり実践(2単位)
この科目では、地元飯能市や入間市のさまざまな活動や地域のイベントなど、「まちづくり」の活動に実際に参加します。
地元地域で活躍する人々と触れ合い、協力して何かをすることを通じて、社会的な力、行動に移す力や協働する力を全般的に伸ばし、実践的な計画力、問題解決能力などを身につけるとともに、社会観?職業観を確固としたものにすることを目標とします。
活動の一例
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まちおこしイベント到達目標となる駿大社会人基礎力
- コミュニケーション能力
- 行動力
入間市で催される様々な行事に参加し、子どもたちから高齢者まで、世代を超えて多くの方たちと交流します。「駿大生の参加によりまちが活性化される」と非常に期待をされている活動です。イベントやお祭りは、見るものではなく、創るもの。それぞれのイベントの目的や運営組織の違いを学べるとともに、まちの人たちと一緒に創りあげる達成感を得ることが出来ます。他学部、上級生との交流も魅力です。
参加例-
町屋?愛宕おとうろうまつり
入間市扇町屋商店街を中心に行われる、町屋?愛宕神社のお祭り。山車曳きや子ども広場の運営など、祭り会場のお手伝いをします。
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環境保全活動到達目標となる駿大社会人基礎力
- 行動に移す力
- 協働する力
世界自然遺産?知床の環境保全運動の取り組みを知り、ナショナルトラスト運動である「知床自然教室」などにリーダーとして参加するチャンスを得るリーダー研修を飯能で体験します。活動を通じて、コミュニケーション力やアウトドアスキルの向上が期待できるとともに、世界遺産地域のスペシャリストと交流ができ、国家レベルの環境保全のあり方を理解することができます。
課題解決プロジェクト(2単位)
この科目では、地域の既存の活動に関与するのではなく、地域に貢献するプロジェクトを自主運営したり、情報を発信したり、学生の感性を十二分に発揮して地域にさまざまな提案をしたりする「仕事」を行います。
「仕事」に取組み、「仕事」を成し遂げていくという体験を通して、「仕事」を学び、社会で要求される実践的な力、特に計画力や問題解決能力などを磨き、就業力を高めます。また、確固とした社会観?職業観を育成することも目標としています。
活動の一例
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「輝け!飯能プランニングコンテスト」到達目標となる駿大社会人基礎力
- 協働する力
- 総合的な力
「輝け!飯能プランニングコンテスト」は、飯能市の「ひと?モノ?自然」を活かしながら飯能の魅力をアピールするプランやアイデアを募集し、内容のユニークさや実現性などを審査するコンテストです。すぐれた作品には最優秀賞や優秀賞とともに賞金が授与されます。このプロジェクトの参加者は、応募用紙の作成や審査会で使用するパワーポイントの作成、プレゼンテーションの練習などを担当教員の指導を受けながら行います。今後の飯能の住みやすさを考えるプランや、飯能の魅力を外に発信するプランを考え、課題発見能力や問題解決能力、プレゼンテーション能力などを総合的に養うことを目指します。
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地域を紹介する映像制作到達目標となる駿大社会人基礎力
- 協働する力
- 総合的な力
地域の魅力を紹介する映像を制作します。この活動を通して、取材先の地域の方々や仲間とのコミュニケーションの機会を得られることに加えて、社会や職業の「実務的」経験や「地域社会との交流」体験などを積むことができます。制作した作品は、飯能日高テレビでの放送を予定しています。
「まちづくり実践」と「課題解決プロジェクト/インターンシップII(プロジェクト型)」は、年度のはじめにガイダンスを行い、参加する学生を募集します。詳細はガイダンスにて確認してください。